「GASpedia(ガスペディア)」更新情報(2024年2月13日配信)

エア・ウォーター、産業・医療ガスを2024年4月1日出荷分から値上げ

  • 2024年3月期第3四半期、エア・ウォーター・岩谷産業・住友精化・理研計器・帝人・星医療酸器・中国工業が決算発表
  • エア・ウォーター、産業・医療ガスを2024年4月1日出荷分から値上げ
  • 大陽日酸と長野高専、金属3Dプリンターで共同研究
  • 阪神港コンテナターミナルで水素燃料の荷役機械稼働実証
  • 福岡酸素「令和6年能登半島地震」へ支援
  • 大陽日酸 重要人事
  • 日酸TANAKA、大陽日酸G&W 社長人事、など

(2024年2月5日配信)
・岩谷産業、家庭用洗剤「ALALA」シリーズに少量つめかえパックを発売
「薬用泡のハンドソープ」と「キッチンハーブ(食器用洗剤)」

https://igaspedia.com/2024/02/05/iwatani-alala-refill/

・千代田化工とトヨタが大規模水電解システムを共同開発
世界最小レベル、高効率の5MW級(水素100kg製造/時)による標準パッケージ

https://igaspedia.com/2024/02/05/chiyodacorp-toyota-large-scale-electrolysis-system/

・大陽日酸と長野高専が金属3Dプリンターで共同研究開始
Rapidia社の最新鋭金属3Dプリンター「Conflux1」を長野高専に設置

https://igaspedia.com/2024/02/05/tn-sanso-nagano-nct-metal-am-3p-printer/

(2024年2月6日配信)
・住友精化 2024年3月期第3四半期連結決算
千葉工場の高純度一酸化炭素新規設備の建設を中止、通期業績予想を下方修正

https://igaspedia.com/2024/02/06/sumitomoseika-financialperformance-2024-3/

・日本製鉄、高炉水素還元技術で世界最高水準のCO2排出量33%削減
「Super COURSE50」の試験炉で加熱水素吹込み、排出量50%以上削減を目指す

https://igaspedia.com/2024/02/06/nipponsteel-super-course50-heated-hydrogen-injection/

(2024年2月7日配信)
・岩谷産業 2024年3月期第3四半期連結決算
セパレートガスと水素は販売数量減、炭酸ガスは堅調

https://igaspedia.com/2024/02/07/iwatani-financialperformance-2024-3/

・大陽日酸 重要人事異動
執行役員等の異動、重要子会社代表者の交代

https://igaspedia.com/2024/02/07/tn-sanso-personnel-change-20240401/

・世界初、阪神港コンテナターミナルのタイヤ式門型クレーン(RTG)を水素エンジンへ換装
荷役機械高度化実証事業を開始、港湾の脱炭素化

https://igaspedia.com/2024/02/07/iwatani-kobe-osaka-international-port-corporation-rtg/

・日酸TANAKA 代表取締役社長人事(2024年6月11日付)
長堀 正幸取締役副社長が昇任

https://igaspedia.com/2024/02/07/nissantanaka-personnel-change-20240611/

・大陽日酸ガス&ウェルディング 代表取締役社長人事(2024年6月17日付)
大陽日酸の東 剛 執行役員 プラントエンジニアリングセンター 副センター長が就任

https://igaspedia.com/2024/02/07/tngw-personnel-change-20240617/

(2024年2月8日配信)
・福岡酸素「令和6年能登半島地震」へ支援
義援金と取扱い商品の非常食を500食提供

https://igaspedia.com/2024/02/08/fksanso-noto-peninsula-earthquake/

・理研計器 2024年3月期第3四半期連結決算
2024年3月31日を基準日とした株式分割を実施

https://igaspedia.com/2024/02/08/rikenkeiki-financialperformance-2024-3/

・エア・ウォーター、産業・医療ガスを2024年4月1日出荷分より、10~30%以上値上げ
円安や地政学的リスク、「物流の2024年問題」の輸送コスト増加へ対応

https://igaspedia.com/2024/02/08/airwater-price-increase-20240401/

・帝人 2024年3月期第3四半期連結決算
ヘルスケアセグメントの売上高1071億円(6.1%減)、営業利益18億円(91.6%減)

https://igaspedia.com/2024/02/08/teijin-financialperformance-2024-3/

・エア・ウォーター炭酸、2024年4月1日出荷分より液化炭酸ガスとドライアイスを20~30%以上値上げ
国内原料ガス源が不足、山陽小野田工場は操業停止へ

https://igaspedia.com/2024/02/08/awci-price-increase-20240401/

(2024年2月9日配信)
・大陽日酸が「えるぼし」企業認定2つ星を初取得
女性活躍推進法に基づく優良企業

https://igaspedia.com/2024/02/09/tn-sanso-eruboshi-certification/

・星医療酸器 2024年3月期第3四半期連結決算
5類移行後も新規取引先拡大、医療用酸素・二酸化炭素の出荷量堅調

https://igaspedia.com/2024/02/09/hosi-financialperformance-2024-3/

・中国工業 2024年3月期第3四半期連結決算
高圧機器事業セグメントの売上高63億3100万円(7.0%減)、営業利益2億8900万円

https://igaspedia.com/2024/02/09/ckk-chugoku-financialperformance-2024-3/

・エア・ウォーター 2024年3月期第3四半期連結決算(IFRS)
国内産業ガス需要は弱含みも、価格改定で収益力向上

https://igaspedia.com/2024/02/09/airwater-financialperformance-2024-3/

「GASpedia(ガスペディア)」更新情報(2024年2月5日配信)

岩谷産業と大陽日酸が東京都の令和5年度「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」に採択

 東京都と公益財団法人東京都環境公社は、令和5年度「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」に、岩谷産業と三菱重工業など4社が実施する「産業機械向け液化水素移動式ステーション開発」と、大陽日酸と商船三井テクノトレードなど4社が実施する「洋上での海水利用の水素製造設備構築」の2事業を採択した。(続きはリンクから)
https://igaspedia.com/2024/02/02/metro-tokyo-new-energy/

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(2024年1月29日配信)
・山陰酸素工業、令和6年能登半島地震で災害支援
携帯電話基地局電源の復旧でLPガス供給設備を提供

https://igaspedia.com/2024/01/29/sanin-sanso-lpg-noto-peninsula-earthquake/

・大丸エナウィン 2024年3月期第3四半期連結決算
医療・産業ガス事業の売上高54億円、1.1%減

https://igaspedia.com/2024/01/29/gas-daimaru-financialperformance-2024-3/

(2024年1月30日配信)
・エア・ウォーター北海道、自治体向け寄付支援制度「ふるさと応援H(英知)プログラム」2023年度分の寄付先を決定
総額1億1,335万円を18市町村へ寄付

https://igaspedia.com/2024/01/30/airwater-hprogram-result/

・イワタニカセットフーシリーズに至高モデル「イワタニカセットフー “極”(きわみ)」を新発売
カーデザイナー 山本 卓身氏が監修

https://igaspedia.com/2024/01/30/iwatani-cg-stove-cb-ex-2025/

(2024年1月31日配信)
・フクダ電子 2024年3月期第3四半期連結決算

通期業績予想を上方修正、感染予防に配慮した戦略的営業活動を推進
https://igaspedia.com/2024/01/31/fukuda-financialperformance-2024-3/

・エア・ウォーター、RapidusのIIMパイロットラインへ材料輸送手配の取りまとめ業社に選定
特殊ガスや特殊ケミカルの半導体材料を本州~北海道間で輸送

https://igaspedia.com/2024/01/31/airwater-rapidus-iim-logistics/

(2024年2月1日配信)
・大陽日酸が仏アルミニウムメーカーConstellium社製金属AM粉末の販売権を獲得
2024年1月31日~2月2日、東京ビッグサイト「TCT Japan 2024」へ出展

https://igaspedia.com/2024/02/01/tn-sanso-constellium-aheadd-aluminium-powders/

・岩谷産業「令和6年能登半島地震」の被災地支援で日本赤十字に1000万円を拠出
マルヰガス災害救援隊が出動、LP ガス供給設備約3,500 件を点検

https://igaspedia.com/2024/02/01/iwatani-noto-peninsula-earthquake-3/

・NXワンビシアーカイブズ、液体窒素保管-150℃帯の個体管理保管サービス取扱い開始
チューブ1本単位での入出庫サービスの提供が可能

https://igaspedia.com/2024/02/01/nx-wanbishi-cryogenic-archives/

・エア・ウォーター、令和5年度 新エネ大賞の「新エネルギー財団会長賞」を受賞
『国内初の未利用バイオマスを活用した液化バイオメタン地域サプライチェーンモデル』

https://igaspedia.com/2024/02/01/airwater-nef-award-lbm-supply-chain/

・エア・ウォーター・リアライズが(株)ナノエッグの化粧品企画販売事業を譲受
6ブランドと販売・コミュニケーションチャネルを獲得、ODM 展開を加速

https://igaspedia.com/2024/02/01/airwaterrealize-nanoegg-manda/

(2024年2月2日配信)
・岩谷産業と大陽日酸が東京都の令和5年度「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」に採択
産業機械向け液化水素移動式ステーション開発と、洋上での海水利用の水素製造設備構築

https://igaspedia.com/2024/02/02/metro-tokyo-new-energy/

・エア・ウォーター、株主優待制度を拡充
新たに100株以上の優待区分を追加

https://igaspedia.com/2024/02/02/airwater-shareholder-20240331/

・日本酸素HD 2024年3月期第3四半期連結決算(IFRS)
国内のセパレートガスとLPガスの出荷数量減少、電子材料ガスの出荷数量も軟調

https://igaspedia.com/2024/02/02/nipponsanso-hd-financialperformance-2024-3/

産業ガスと医療ガスのライブラリ「ガスペディア」運営のお知らせ

 ガスクロニクルは2024年1月1日より、B2B間のデータサイエンス事業を行うインダストリアルガス・パートナーズと業務提携し、インターネット上での産業ガスと医療ガスの情報提供サービス「ガスペディア」(URL:https://igaspedia.com/)の運営に参加します。

 今後、「ガスペディア」の内容拡充を図るとともに、産業・医療ガス業界の発展に貢献する新たな事業展開を目指します。

クラウドファンディング「【キベラスラム発】アフリカ最大のスラムで活動しているデザイナーを知ってほしい」を応援しています

「Lookslike Avido(ルックスライクアビード)」の商品を日本で販売

 ガスクロニクルではSDGsの観点から、株式会社クロストレード(辻 薫 代表取締役 CEO)が実施しているクラウドファンディング「【キベラスラム発】アフリカ最大のスラムで活動しているデザイナーを知ってほしい」を応援しています。

【キベラスラム発】アフリカ最大のスラムで活動しているデザイナーを知ってほしい – クラウドファンディング「For Good!」ウェブサイト

https://for-good.net/project/1000002

 クラウドファンディング活用の目的は、アフリカ最大のスラム「キベラスラム」で活躍しているデザイナーや、サステナブルな商品を日本へ紹介し、彼らの活動を支援することです。キベラスラム出身のストリートファッションデザイナー、デビッドアビード氏による「Lookslike Avido(ルックスライクアビード)」などの商品をクラウドファンディング「For Good!」で公開中。

 資源や廃棄物の問題に加え、貧困地域の雇用促進や文化を発信する活動まで意識することが、サステナブルや環境改善において重要であることを訴えます。今後のクロストレードの取組みに期待し、応援します。

愛知県で簡易型充填装置による水素配送コスト低減の実証を公開

港湾でのカーボンニュートラルポート実現目指す

 愛知県は、燃料電池フォークリフト(FCFL)への水素配送コストを低減させる水素供給方法の検討のため、既存の水素ステーションを活用した水素供給実証を実施しています。11月29日には、実証が行われている愛知海運(株)流通センター(海部郡飛島村東浜2丁目1番 1 0)で、大村秀章愛知県知事の立会いのもと、実証の様子を報道機関向けに公開し、FCFLの導入・普及をPRしました。

燃料電池フォークリフト(左)と簡易型水素充填装置(中)、水素貯蔵装置(右)
燃料電池フォークリフト(左)と簡易型水素充填装置(中)、水素貯蔵装置(右)

 これまでに愛知県では、2020年度から2022年度までFCFLへの水素の供給方法に係る課題解決のための実証を行いました。その結果、簡易型水素充填装置等を用いて水素を配送することで水素充填施設を所有していない企業がFCFLを運用できる普及モデルを確立することができたが、事業化に向けては、配送コストの低減が必要とされています。

高圧ガス保安法改正後の事業化のイメージ

 実証が行われたのは県内で物流事業を行う東海協和(株)と愛知海運(株)の2社で、11月1日~2日と11月24日~29日の2回、土日を除く計6日間にわたり実施されました。FCFLを実証参加企業へ貸し出すとともに、簡易型水素充填装置(ベルステーションMINI)と水素貯蔵装置を現場に配送し、FCFLに水素を充填しました。

 簡易型水素充填装置の「ベルステーションMINI」は、産業ガスの製造・販売を行う(株)鈴木商館(本社:東京都板橋区)が開発したもので、高圧ガス容器やカードル(高圧ガス容器の集合体)など従来の高圧ガス容器から圧力による差圧で充填するため、圧縮機や蓄圧器などが不要となり通常の充填設備に比べて低いコストで導入が可能となります。(※参照先URL:https://www.suzukishokan.co.jp/suiso/

 また、水素を運ぶ水素貯蔵装置は、燃料電池自動車MIRAIで採用している軽量で水素貯蔵量が高い樹脂製タンクを4本使用して一体化したもの。70MPaの高圧貯蔵技術と組み合わせて輸送に使用した場合、従来の金属製カードルよりも軽量で4倍の高い水素輸送効率が実現可能となります。(※参照先URL:https://www.toyota.co.jp/fuelcells/jp/pdf/pdf3_202303.pdf

 愛知県では、実証場所を港湾としたことで「カーボンニュートラルポート」の実現に向けて、港湾で稼働する機器が燃料電池化した際の水素供給の参考事例とするとしています。また、実証の取組内容を広く一般に公開し、今回のような簡便な方法で産業車両への水素供給を行えることが認知されれば、燃料電池トーイングトラクターや燃料電池トラクター、燃料電池発電機などのFC産業車両等の普及促進になるとしています。

日本酸素ホールディングスが2023年版の統合報告書「Integrated Report 2023」を発行

グループの経営戦略、事業概況の財務情報、サステナビリティ活動の非財務情報を報告

 日本酸素ホールディングスは、2023年版の統合報告書「Integrated Report 2023」を同社ウェブサイトで公表しました。

日本酸素ホールディングスウェブサイト「統合報告書」ページ

 同社の統合報告書は、グループの経営戦略、事業概況などの財務情報、サステナビリティ活動などの非財務情報を投資家だけでなくグループ社員も含めた、あらゆるステークホルダーに報告するために、毎年刊行されています。

 今回の統合報告書では、2022年5月に発表した中期経営計画「NS Vision 2026| Enabling the Future」を中心に、具体的な事例を交えながら、価値創造ストーリーが分かりやすく説明されています。